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中国の淡水湿地の水量は約2万7000億トン
発信時間: 2009-06-12 | チャイナネット

中国国家林業局の賈治邦局長は11日、「中国の湿地は約2万7000億トンの淡水を保ち、全国で利用できる淡水資源全体の96%を占める」と述べた。

中国にある広さ約3600万ヘクタールの自然の湿地では、毎日154億トンの水を浄化することができ、この浄化レベルは全国の汚水処理場が毎日3000万トンを処理する能力をはるかに超えるという。

先日、開催された河北省の衡水湖湿地保護と発展についてのフォーラムで賈治邦局長は、「黄河の渇水期の水量40%と豊水期の26%は、チベット高原の東部にある若爾蓋湿地から流れてくる。1990年代末に連続して黄河の水が干上がったことと、1998年の長江の大規模な洪水は、湿地面積の減少、不合理な開発や利用、湿地の機能の劣化と直接の関係がある」と述べた。

湿地面積の激減、水質汚染、水質悪化などの問題では、まだ有効な対策が実施されておらず、湿地の保護は相変わらず生態環境保護の手薄な部分である。

賈治邦局長とともにフォーラムに出席した中国環境保護部の李干傑副部長は、「湿地保護へ投入される資金は少なく、管理が手薄なのが今の大きな問題」と指摘。これに対して賈治邦局長は、「来年までに中国の半数の自然の湿地と7割の重要な湿地が効果的な保護を得ることができ、湿地面積の減少と機能の劣化の状況が改められることを望んでいる」と話した。

河北省にある衡水湖は、広さ187平方キロメートルを超え、華北平原で2番目に大きい淡水湖だ。また河北平原にある天然湿地の生態システムの中では一番よく維持されている湖で、多くの渡り鳥が飛来することでも知られている。衡水市の職員によると、衡水市は50億元を投資して衡水湖に湿地公園を作るという。

 

「チャイナネット」 2009年6月12日

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