梅州市で豪雨に見舞われ倒壊した家屋

豪雨で陥没した梅州市内の道路

広東省梅州市は豪雨で1人が負傷、2人が死亡

広東省水文局の最新統計では、13日8時から14日15時までに1時間に50ミリ以上の雨量を観測した観測所は全省で93カ所に上り、そのうち10カ所は100ミリを超える雨量を観測した。

梅州市平遠県の泗水鎮泗水村は14日6時から9時までの3時間に、100年ぶりとなる191.5ミリの雨を記録し、猛烈な豪雨で梅州市の平遠県と蕉嶺県の一部では鉄砲水が発生した。広東省副省長で洪水・干害防止総指揮官の李容根氏は、災害による損失を最低限にするよう求め、約100人の武装警察が被災地で救助活動を行った。

14日夜までに梅州市の平遠県と蕉嶺県の10の鎮では合わせて1万5140人が被害を受け、山崩れで1人が負傷、2人が死亡、1人が行方不明になっている。

安徽省宿州市　雷雨と大風で7人死亡、江蘇省で1人が死亡

安徽省気象台によると、安徽省の一部の地域では14日午後15時20分から雷雨、大風、雹などに見舞われた。そのうち7つの市と県では秒速18メートルを超える短時間の大風が吹き、蒙城では最大瞬間風速27メートルを観測した。

自動測定器では27の郷と鎮で17.2メートルから20.78メートルの大風、10の郷と鎮は20.8メートルから24.49メートルの風が吹き、また蒙城、泗県、五河、明光などでは直径4～7ミリの雹が降った。

14日21時27分までに安徽省宿州市では、雷雨と大風によ118人が負傷し7人が亡くなった。江蘇通州市でも雷雨と大風で1人が死亡。また3日に吹いた突風などで、山西省、河南省、山東省、安徽省、江蘇省などでは22人が亡くなり、農業の直接的経済損失は10億以上になっている。