英リバーシンプル社が開発した水素自動車は4つのモーターがあり燃料電池は6キロワット

安価で運転しやすく、デザインがおしゃれで環境にやさしい車は多くの人の夢だろう。最近イギリスのリバーシンプル社が開発した小型の水素自動車は、最高時速80キロで1回の燃料で320キロ走ることができる。

リバーシンプル社は来年、イギリスの中小都市で10種類の試験車を出し、それに合わせて実験都市に燃料供給スタンドを作ることにしている。そしてもし順調ならば、2013年から量産に乗り出すつもりだ。

リバーシンプル社は決してマイカーを奨励しているわけではない。そのため販売ネットワークの開設準備すらしておらず、ただ自動車を利用者に貸し出し、使い終わったら返してもらという考えだ。

こうした方法を取るのは、メンテナンス費や燃料費を利用者に転嫁せず、生産会社が負担するためだという。そのためメーカはできるだけ寿命が長くて消費量が低く、質の高い自動車の製造を奨励している。

今のところイギリスでの１カ月のレンタル料は、メンテナンス費と燃料費を合わせて200ポンド（約3万円）の予定。

「チャイナネット」　2009年6月23日