国家発展改革委員会の張国宝副主任(国家能源局局長)は5日、山西省晋城市沁水県嘉峰鎮で開催された国内最大規模の炭層ガス液化プロジェクトの一期工事操業スタート記念のテープカット式、および二期工事の着工式に出席し、中国の炭層ガスの開発利用が重要な進展を遂げたことを明らかにした。張副主任によると、すでに陸域炭層ガスの年間生産能力は20億立方メートル、生産量は5億立方メートルに達し、民間の炭層ガス利用世帯は90万世帯を超え、炭層ガス利用の発電容量は92万キロワットに達した。2008年には採ガス井からの天然ガス採掘量が53億立方メートルに上り、05年比130%増加した。新華社のウェブサイト「新華網」が6日伝えた。
同プロジェクトは香港中華煤気有限公司と山西晋城無煙煤鉱業集団有限公司が共同で設立した「山西港華煤層気有限公司」が建設を担当し、国内初の独自の知的財産権を備えた混合式の冷却技術を採用する。同プロジェクトの着工は、天然ガスの液化事業で国産化の時代が訪れたことを意味している。
張副主任によると、炭層ガスの総合的な整備を強化し、開発利用を加速することは、採掘中の事故防止や安全な生産の促進、クリーンエネルギーの供給量増加、温室ガス排出削減などに有利なだけでなく、エネルギー構造の最適化、経済成長の推進、雇用機会の創出、エネルギー産業の健全で持続可能な発展の促進などにとっても重要な意義をもつという。
「人民網日本語版」2009年7月7日 |