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世界初、冷凍精液でのパンダの出産に成功
発信時間: 2009-07-24 | チャイナネット

四川省臥竜県にある中国パンダ保護研究センターでは、パンダの「優優」が23日7時41分に無事に出産した。今回の出産は世界初の冷凍精子による人工授精によるもので、パンダの保護と研究技術の面で重大な進展となった。

「優優」は1998年生まれで、母親は四川省の野生パンダ「英英」、父親は甘粛省白水江の野生パンダ「林楠」。今年3月20日に発情期の「優優」に雄のパンダ「芦芦」の冷凍精液を使った人工授精を実施し、6月初の超音波検査で妊娠が確認されていた。

研究センターの専門家によると、体外で精液は一般に数時間しか生存できず、冷蔵だと3日間、冷凍技術だと数十年間保存できるが、冷凍精液は解凍したあと往々にして効力が下がり、人工授精の精子の質の要求を満足できないという。

長年の研究で研究センターは、パンダの精液の冷凍と解凍の技術の掌握に成功し、解凍した精液の効果も80%に向上した。この技術はパンダを飼育し優良なパンダの繁殖の保障を提供し、飼育しているパンダの遺伝の多様性と、個群体の活力を高めることに重要な意義がある。

 

 

写真は出産を終えで赤ちゃんを抱える「優優」

 

「チャイナネット」 2009年7月24日

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