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「茶色」のパンダ?陝西省佛坪自然保護区で発見
発信時間: 2009-11-10 | チャイナネット

 

発見された「茶色」の赤ちゃんパンダ

陝西省の関連部門によると、世界で5頭目となる「茶色」のパンダが、秦嶺中部南側の陝西省佛坪自然保護区で発見された。今までに世界では5頭の「茶色」のパンダが発見されているが、そのうち4頭は佛坪県で見つかっている。

佛坪自然保護区の管理員がいつものように山を巡回していた1日、約1800メートルの高さの竹林で赤ちゃんパンダを発見した。この赤ちゃんパンダは体重が2キロで目もまだ開いておらず、自分の力では歩けなかった。普通と違っていたのは、パンダの黒い毛の部分が茶色だったことだ。そのあと管理員たちは近くで食べ物を探している母パンダを見つけたが、母パンダの色は白と黒だった。

秦嶺の南側に位置する佛坪県は「パンダの故郷」とも呼ばれている。総面積2万9240ヘクタールの佛坪パンダ国家自然保護区は、パンダや他の野生動物を保護する自然保護区で、1978年に設立された。

世界で初めて「茶色」のパンダが発見されたのは1985年3月で、佛坪県の村民・呂国友さんが大古坪保護区で重い病気にかかっていた「茶色」のパンダを発見した。そして北京大学の潘文石教授と現地の村民たちはこのパンダを治療し「丹丹」と名付けた。

佛坪県国家自然保護区の梁啓慧さんは、「茶色」のパンダがなぜ生まれるのかについての定説はなく、今のところ先祖返りと遺伝の2つの見方があると話す。

保護区が設立されたこの30年、野生パンダの数は1年ごとに増え、今では約130頭を数えるまでになった。また平均0.48平方キロメートルに約1頭のパンダが生息しており、自然分布の密度と野外で出会う確立は中国でトップだ。

「チャイナネット」 2009年11月10日

 

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