中国台北出身の「パンダを見守る使者」の王郁文さんが、今月8日に成都のパンダ繁殖研究基地に到着し、1カ月間の貴重な体験を始めた。間近でのパンダとの交流は月末まで行われる。

「パンダを見守る使者」に世界中から選ばれた台湾大学のミスキャンパス・王郁文さんは、成都滞在の1カ月間に、一対のパンダの餌やりや清掃、行動観察、パンダの「料理人」としての作業、1歳のパンダの面倒を見ることになっており、国内外の観光客にパンダの保護に関した広報活動もするという。

その他にも、龍溪―虹口自然保護区でパンダの痕跡を見分けたり、爪跡や糞便を探して追跡する作業に参加。またDNAのサンプル採集や、パンダの誕生から野生に放すなどの過程を観察する予定だ。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2010年10月22日