中国は2020年までに、国家核・放射線安全監督管理技術研究開発基地を建設し、全国放射線環境モニタリング体系を打ち立てる計画だ。環境保護部は16日、「核安全と放射性汚染予防の『第12次五カ年計画(2011-2015)』および2020年までの長期目標」を発表、核安全に向けたより厳格な標準を打ち出した。北京晨報が報じた。
同部によると、2011年に実施された核施設に対する総合安全検査の結果、中国で稼働中・建設中の原発ユニットは、中国の現行の核安全法規および国際原子力機関の最新標準の要求を基本的に満たし、安全・品質が保障されていることが分かった。中国の放射線源事故の発生率は、1990年代は1万カ所あたり6.2件だったが、「第11次五カ年計画(2006-2010)」期には1万カ所あたり2.5件にまで下がっている。2020年までに、中国の核施設の安全水準はさらに高まると見られる。(編集SN)
「人民網日本語版」2012年10月19日