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japanese.china.org.cn | 31. 12. 2013 |
30日に中国科学院から得た情報によると、中国科学院大気物理研究所の研究員である張仁健氏の研究チームは同業者と共同で、北京地区のPM2.5の化学成分および汚染源の季節的な変化について研究を進めた。その結果、北京のPM2.5には、砂塵(15%)、石炭燃焼(18%)、バイオマス燃焼(12%)、自動車排出ガス・ゴミ焼却(4%)、工業汚染・(25%)、二次無機煙霧質(26%)という、6つの重要な汚染源があることが明らかになった。
科学者は2009−2010年の異なる季節に北京の市街地で収集された、121組のポリテトラフルオロエチレンと石英ガラス膜(PM2.5のサンプル)を分析し、北京の四季のPM2.5の濃度、29種類の元素、9種類のイオン、8種類の有機炭素・無機炭素などの資料を獲得し、季節別のPM2.5の重要な汚染源を調べた。
研究者は、「石炭燃焼、工業汚染、二次無機煙霧質という3つの汚染源を合わせると、化石燃料の燃焼と排出が北京のPM2.5の主要汚染源になる。北京周辺地域で高度発展する工業生産も、省を跨ぐ汚染源になる。北京現地の大気汚染対策は、エネルギー構造の改善ばかりではなく、地域を跨ぐ協力が不可欠だ」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年12月31日
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