中国では、降雨や風の影響で土壌が流れ出てしまう「土壌侵食」の状況が改善されつつあります。
中国で行われる植樹活動の様子
中国水利部の発表によりますと、環境保全対策が進められる中、中国における土壌侵食の広さと強さはいずれも軽減しました。2020年、土壌侵食が発生した土地の面積は269万2700平方キロで、2019年より1万8100平方キロ減少し、減少幅は0.67%でした。1980年代に記録された土壌侵食面積の最高値と比べると、97万7600平方キロ減少しました。
また、土壌侵食の強さにおいても、軽・中度の土壌侵食が発生した面積が占める割合は2019年より0.5ポイント上昇し、強度の高い土壌侵食の割合は下がったということです。
「中国国際放送局日本語版」2021年6月12日