東北林業大学生命科学学院のフィールド調査チームはこのほど、松嫩平原にある湿地保護区で国家Ⅰ級重点保護植物のムジナモを発見した。初期統計によると、その数は500株に上る。
ムジナモは多年草の水生植物、食虫植物で、花が咲き実がなり、光合成と水中の虫を捕まえることができる。ミジンコや蚊などの幼虫が毛に触れると、「虫取りはさみ」が素早く閉じて獲物を口に入れることができるため、「水中の虫取り草」と呼ばれる。
ムジナモは主に欧州中部と南部、アジア北部と南東部、オセアニア北部に分布し、全体的な数は少ない。
専門家は、ムジナモは1属1種の食虫植物であり、科学研究価値が高いと話している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年8月29日