原題：色・戒

英語名：Lust, Caution

日本語題：ラスト・コーション

監督：李安（アン・リー）

原作：張愛玲の小説『色戒』

脚本：王蕙玲、James Schamus

キャスト：梁朝偉（トニー・レオン）

湯唯（タン・ウェイ）

王力宏（ワン・リーホン）

陳冲（ジョアン・チェン）

キャストのプロマイド：

大陸部公開日時：2007年11月1日

キャストのプロマイド：

【ストーリー】

　　舞台は1940年代の上海と香港。中国は日本軍に占領され、女子大生・王佳芝は香港へと逃げてくる。そこで、「愛国」を旗印に演劇活動をしている[廣β]裕民という青年と知り合う。２人はともに抗日活動に参加するようになり、やがて「易」という男を殺す計画を立てる。２人は香港の富豪夫妻に成り済まし、「易」に近づいていく。しかし、王佳芝は「易」と恋に落ちてしまう。立場の違う2人の男と、その間で揺れる１人の女のスリリングな愛憎劇となっている。

　【レビュー】

　今年のヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞した話題の作品。トニー・レオンとタン・ウェーの共演はもちろん話題となっているが、今回の作品でぜひ注目したいのは、歌手のワン・リーホンだ。今回は、主人公の男とひとりの女性を奪い合う青年を演じている。リーホンは、日本映画の『ムーンチャイルド』で、ハイドやガクトと共演したことがあるが、俳優としての活動は非常に珍しい。この作品で、俳優ワン・リーホンの魅力を存分に楽しむことができる。来年はじめに日本でも公開される予定。

【スチール写真】