ドラマ「還珠格格」で活発で可愛らしい「小燕子」を演じ、興行成績が既に2億元を突破した映画「画皮」ではしとやかな「王夫人」を演じた、女優歴10年になる趙薇(ヴィッキー・チャオ)は、芸風の脱皮を完成したように見えるが、彼女の人気はずっと変わらない。新華社の記者が先ごろ、日本の東京国際映画祭で中国映画「レッドクリフ(原題『赤壁』)」を宣伝する趙薇に専門インタビューを行った。「新華網」が伝えた。
(写真は映画「画皮」で「王夫人」を演じた趙薇。)
(1)東京映画祭について
記者: 東京映画祭に2回目の参加だが、何を感じるか。
趙薇: 中国映画が東京で映画祭に参加するのは、カンヌや他のヨーロッパの映画祭に比べると受け入れ度が高いため。これは麻生首相と「レッドクリフ」のクルー一同が緑色のじゅうたんを一緒に歩いたことからも感じられる。中日両国は言葉や文化は異なるものの、両国民衆の感情や世界の見方はやはり近いため、東京で映画祭活動に参加すると親しみを感じる。
記者: 今回の東京映画祭の「エコロジー」というテーマをどう考えるか。
趙薇: 映画は環境保護を宣伝するよい手段だ。私自身も環境保護を重視しており、例えば使いきりの割り箸には反対している。今回は映画祭のパーティーで使われた箸を回収した。北京に持ち帰って再度使うつもりだ。
記者: 中国映画の国際的影響力についてどのように感じたか。
趙薇: 中国映画の国際的な影響力は現在はまだ普通だとしか言えないが、アジアではますますよくなっており、韓国とアジア映画のトップを争う勢いにある。しかしこれは経済と同じで、国家政策の支援を必要とする。今後、一層多くの監督が中国に来て映画を撮影するよう誘致する必要があり、こうすることで初めて中国映画はますます発展するだろう。
(2)監督になるのが将来の夢か?
記者: 今は監督専攻で勉強しているが、監督になるのが将来の夢か。
趙薇: 実は、監督専攻で勉強しているのはただ専門知識を得て、自分の知識を充実させたい、内包を豊かにし、落ち着かなさを減らしたいと考えているだけで、有名監督になりたいと考えているわけでは全くない。将来の理想はやはりよい女優となることだ。しかし私は、若い人が監督を学び、中国で多くの有名監督が生まれることを心から希望する。そうすれば俳優の就業機会も多くなる。