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写真:「おくりびと」のポスター |
日本の映画雑誌「キネマ旬報」はこのほど、「第82回キネマ旬報ベストテン」を発表した。李安(アン・リー)監督の「ラスト、コーション(原題:色、戒)」と杜叙ャ峰監督の「エグザイル/絆(原題:放逐)」が外国映画のベストテンに入選した。日本映画ベストテンのトップに輝いたのは「おくりびと」だった。
今年で創刊90周年となる「キネマ旬報」は、オスカーよりも長い映画賞の歴史を持っている。「ラスト、コーション」は李安監督の知名度と的を絞った宣伝によって、日本でも高い評価を獲得した。同作品と「エグザイル/絆」は日本では08年の公開となったため、昨年のベストテンの対象となった。外国映画ベストテンのトップは、コーエン兄弟が監督した「ノーカントリー」だった。
日本映画のトップは、アカデミー賞外国語映画部門の日本代表にも選ばれた「おくりびと」。この映画は、大連で開催された第17回金鶏百花映画祭でも「観客が最も好きな外国映画」に選ばれていた。カンヌ映画祭で高い評価を受けた「トウキョウソナタ」や山田洋次監督の「母べえ」もベストテンに入選した。宮崎駿監督のアニメ映画は入選しなかった。
キネマ旬報ベストテンは結果発表後に授賞式を行う流れとなっている。授賞式は2月18日に銀在で開催される予定だ。
「人民網日本語版」2009年1月14日