今年2月14日、バレンタインデーの夜、人気歌手・梁靜茹（フィッシュ・リョン）が上海でコンサートを行った。彼女がバレンタインデーに合わせてコンサートを行うのは今年で３回目。ラブソングでおなじみの梁靜茹（フィッシュ・リョン）だから、バレンタインデーの夜をよりロマンチックにさせたことだろう。そして、コンサートのチケットは発売して数日で完売し、相変わらずの人気振りを見せ付けた。

今回コンサートのテーマは「満々的都是愛」＝溢れるほどの愛。例年の名曲はもちろん、つい最近発売された最新アルバムの曲も披露したということで、ファン大満足のステージになったようだ。

「満々的都是愛」という曲は、彼女が2008年にリリースしたライブアルバムの収録曲で、ライブで初披露されたあとCD化した曲だそうだ。タイトルどおり、愛に包まれているような幸せたっぷりのナンバー。

2007年舞台劇に専念すると宣言した大陸のシンガーソングライター・小柯(シャオ・クー)、近年は歌手活動から遠ざかっている。

「油画里的情人節」という曲は、小柯(シャオ・クー)が2007年にリリースした自身最後のアルバムの収録曲で、画家の視点で描いた曲とも言われている。

そっと流れている中国の伝統楽器・笛の音色も印象的で、「ロマンチスト・小柯」の恋愛観が楽しめる曲だ。

マレーシア出身の男性歌手・曹格（ゲイリー・ツァオ）は抜群の歌唱力を誇る実力派歌手。2001年にマレーシアでアルバムをリリースしたが、パッとしなかった。

2003年に台湾に渡り、大物歌手に曲を提供したのがきっかけで、シンガーソングライターとしての才能が認められて、ようやく2005年にメジャーデビューした。

2008年は、満を持したサードアルバム「Super Sunshine」で台湾金曲賞で初受賞を果たした。

「情人節快楽」は彼のファーストアルバムに収録された曲で、自分の気持ちを率直に歌った告白ソングでもある。

香港の孫耀威(エリック・ソン)と酒井法子が中国語でデュエットした「有縁千里（離れていても）」は、1996年、酒井法子が中国で音楽活動をしていたころ発売したアルバムの中のヒット曲だ。

中国でいろんな人と出会った酒井法子だが、ある公演をきっかけに、人気歌手の孫耀威(エリック・ソン)と出会い、意気投合したという。そこからデュエットソングの名曲が生まれた。

また、この曲のタイトルは中国のことわざ「有縁千里来相会」が由来だ。

縁があれば遠いところからでも来て出会うという意味で、どんなに離れていても心はひとつになれるというメッセージが込められた曲だ。

ラブソングと言えば、この曲がぴんと来た。

これまで数々のラブソングを世に送り出してきた「ラブソングの王子」張信哲（ジェフ・チャン）。彼のNO.1ラブソングといえば、やっぱり1993年にりリースした「愛如潮水」という曲。

この曲は、張信哲（ジェフ・チャン）が大ブレイクするきっかけにもなりました。ストレートな歌詞と「潮」のような美しいメロディーが人々の心を鷲掴みにした。