中国藏(チベット)族出身の歌手・阿蘭(アラン/alan)の新曲「久遠の河(永恒之河)」が12日、日本で最も権威ある音楽ヒットランキング・オリコンチャートで首位の座を獲得、中国歌手として日本で最高の成績を記録した。最新のオリコンチャートによると、阿蘭(アラン/alan)は今月8日、日本で発売された最新CD「久遠の河」の1日の売上枚数が6329枚に達し、当日の売上第1位となり、倖田來未、安室奈美恵など日本のトップアーティストらを遠く引き離した。
オリコンチャートは日本で最も権威あるCD売上ランキング。中華圏スターのうち、これまでに王菲(フェイ・ウォン)、林億蓮(サンディ・ラム)、梅艶芳(アニタ・ムイ)などがランクイン、王菲がこれまで最高の成績を保持してきた。王菲はロールプレイングゲーム「ファイナルファンタジーVIII」のテーマ曲「Eyes on Me」を担当、大規模なプロモーションが後押しし、オリコンチャートで9位を記録していた。今回、阿蘭(アラン/alan)が王菲(フェイ・ウォン)の記録を打ち破り、オリコン首位の座を獲得したことは、多くの「華流」ファンたちに驚きと興奮を与え、彼女のさらなる記録更新に期待の声が寄せられている。
この「歴史的記録」を知った阿蘭本人は喜びのあまり涙を流したという。「泣いてしまいました。つらかったのでも、くじけたのでもありません。とても嬉しかった。とても感動した」と喜びつつ、阿蘭は自身のファン達に対し非常に謙虚に、さらに努力を重ね、よい記録を打ち立てたいと約束している。「私は自分が決して人より優れているとは思っていません。実際、『レッドクリフpart2』の日本での人気のおかげで首位の座を獲得できたんです」。
「人民網日本語版」2009年4月16日