中国政府は、拡散防止政策の貫徹と実行、拡散防止法律・法規と輸出管制システム建設の強化、整備に全力を尽くすと同時に、上記の努力が順を追って漸進し、間断なく発展する過程であることをも冷静に見て取っている。
拡散防止の国際努力は、各国の政策と措置がなければならず、各国の国内メカニズム建設も、国際の拡散防止整備がなければならない。今後、中国は引き続き積極的に拡散防止の国際努力に参加し、国連の枠組み内で既存の拡散防止国際法体系の維持と強化に力を入れ、「核供給国グループ」、「ミサイルとその技術コントロール・レジーム」、「オーストラリア・グループ」、「ワッセナー・アレンジメント」など多国間拡散防止メカニズムとの協議と交流を絶えず強化し、引き続き積極的に拡散防止問題に関する国際討論に参加する。
中国政府は引き続き世界諸国と拡散防止問題について交流、協議するとともに、拡散防止輸出管制の関係分野で各国との交流と協力を強化し、各自の拡散防止輸出管制システムをたえず整備していきたい。
複雑多変の国際安全情勢を前に、中国は、協力で安全を求め、対話で安全を求め、相互信頼で安全を求め、発展で安全を求めるという新しい安全観の確立を主張する。拡散防止は、新世紀において国際と地域の平和と安全を守る重要な一環であり、中国は国際社会の平和と安定を熱愛する広範な人々と共に、たゆまない国際努力と協力を通じ、あくまで平和な手段で大量破壊兵器とその運搬手段の拡散問題を解決し、国際拡散防止メカニズムの発展と完備を推進し、世界の平和、安定、発展を促進することに貢献するであろう。
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