中国の就職状況と政策


前書き




    就職は民生の元であり、人びとが生活を改善する基本的前提と基本的手段である。

    中国は 13 億近くの人口を擁し、世界で人口の最も多い国である。中国の就職問題解決は任務が重く、困難で、かつ緊迫している。

    中国政府は億万人民の根本的利益から出発し、就職問題を高度に重視している。中国政府は「中華人民共和国憲法」および「中華人民共和国労働法」などの法律・法規に基づいて、勤労者の就職権利を保障し、各種の政策・措置をと って就職を積極的に促進し、勤労者の就職需要をたえず満たしている。

    中国政府は国情を踏まえ、実践と模索を通じ、また国際経験を参考にして、一連の積極的な就職政策を制定、実施している。現在、中国では市場を方向とする就職メカニズムが構築され、計画経済期に生じた企業余剰従業員問題が基本的に解決され、経済発展と経済構造調整の中で就職の規模がたえず拡大され、就職構造がちくじ最適化し、就職ルートがたえず広くなり、就職形式がいっそう弾力的になり、総体的に見て、就職情勢の基本的安定が保たれている。

    相互尊重、平等互恵の原則にのっとって、中国政府は積極的に国際労働事務に参加している。中国は「最低年齢条約」、「最悪の形態の児童労働条約」(最悪の形態の児童労働の禁止と撤廃を確保する即時の効果的な措置を求める条約)、「同一報酬条約」(同一価値の労働についての男女労働者に対する同一の給与及び給付を求める条約)、「就職政策公約」などの国際労働条約を認可した。労働就職の分野では、中国は国際労働機関 (ILO) 、国連開発計画( UNDP )、世界銀行、アジア開発銀行( ADB )など多くの国際機構および多くの国とすこぶる成果のある交流と協力を行っている。