1、人類の発展はまもなく二十一世紀に入り、科学技術は飛躍的な発展を遂げ,世界の経済秩序と経済の枠組は急激に変化し、人口と開発は国際社会がより幅広く注目する重要問題となっている。人口と経済,社会、資源、環境が相互に協調された持続的可能な発展の道を歩むことは、世界各国の共同の選択となりつつある。
2、中国は世界で人口が一番多い発展途上国である。サンプル調査によると、1999年末までの全国の総人口は12.6億(香港、マカオ特別行政区と台湾省を含まず)で、世界総人口の約21%を占めている。比較的正確に人口変化の法則と趨勢を把握し、人口の増長を一層抑制し,人口の素質の向上をはかり、21世紀に備えた人口政策と社会経済発展企画を制定するため、中国政府は2000年11月に第五次全国国勢調査を実施した。データの処理が終わり次第、今度の調査結果は適時に公布されるだろう。
3、人口が多く、基盤が薄く、一人あたりの資源が相対的に不足していることが,中国の基本的国情であり、中国の経済と社会発展での多くの矛盾と問題は、いずれも人口問題とは切り離せず、人口問題は中国経済と社会発展を制約するキーポイントと第一に重要な問題となっている。人口問題をうまく解決できるかどうかは、人民の生活改善、素質の向上と中華民族の興隆と衰微に直接関わり、世界の平和と発展にも関わることである。
4、中国政府は国の現代化建設の戦略目標での要求に基づき、自国の実情を踏まえて、国情に符合した人口政策を制定し、自国と世界の人口を安定させ、人類の発展と進歩を促すため、大きく貢献してきた。中国政府は国際社会と共に人口開発問題の解決のため引き続きたゆまぬ努力を払って行きたいと願っている。二十一世紀での中国の人口発展事業は必ずより輝かしく、中国は全人類の文明と進歩により大きく寄与していくものと中国政府は確信している。
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