政 治 体 制

中央軍事委員会



 中央軍事委員会は中華人民共和国の最高軍事指導機構であり、全国の武装勢力を指導、統帥する。
 中央軍事委員会主席は全国人民代表大会によって選出され、軍事委員会のその他の構成員の人選は、全国人民代表大会またはその常務委員会が国家中央軍事委員会主席の指名に基づいて決定する。国家中央軍事委員会は主席責任制を実施し、主席は全国人民代表大会に対し責任を負い、国家中央軍事委員会の職権範囲内に属する事項に対し最終決定を行う権限がある。
 中国人民解放軍はその所属機構として総政治部、総参謀部、総後勤部、総装備部を設けている。
 中国人民解放軍の建設と改革は新たな成績を収めた。中国人民解放軍と武装警察部隊は国の主権と安全を守り、重点プロジェクトの建設に参加する中で、重要な貢献をした。国防建設と軍隊建設の強化は国家安全と現代化建設の重要な保証である。国務院は人民解放軍が質的建設を強化し、科学技術による軍隊強化を堅持し、兵器と装備を発展させ、現代技術とくにハイテクの条件下の防衛作戦能力を高めるのを大いに支持する。国防科学技術工業の改革、調整、発展を強化し、国防動員体制をいちだんと改革し、完全にし、民兵と予備役部隊の建設を強化する。
 現在の中央軍事委員会主席は江沢民氏、副主席は胡錦濤、張万年、遅浩田の諸氏、委員は傅全有、于永波(満州族)、王克、王瑞林の諸氏である。

 

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