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華北地区、2010年までに水不足緩和に期待

2010年までに「南水北調」(南方から北方に送水)プロジェクトの東部ライン建設と中部ラインの第1工事が完成し、その機能が発揮されれば華北地区都市部での水不足問題はほぼ緩和され、全国の大河本流沿いに建設する堤防がすべて計画通り規定の指標を達成すれば、農村部の飲料水問題もほぼ解決すると期待されている。

先ごろ開かれた「全国水利企画計画工作会議」で水利部の陳雷副部長は、「新たな時期を迎えた水利事業の発展目標は、洪水防止と安全をこれまで以上に確かなものにすることだ。2010年までには、全国の大河本流に建設するすべての堤防が計画通り規定された指標を達成できるようにし、危険度の高いダムはすべて補強工事を施すとともに、洪水が発生した場合に流水を蓄える地区の建設を一段と強化するなど、大河の洪水を防止し被害を食い止める態勢をほぼ整えて、重点都市と重点地区での洪水防止と安全を確保していく」と強調した。

水資源が全国的にアンバランスな状態にあることについて、陳副部長は「南水北調プロジェクトという流域を越えた引水工事を重点に据えながら、その土地の水資源も重視していけば、2010年までには重点流域や区域に水資源を配分するシステムがほぼ構築されて、北方地区とくに都市部での水不足問題はある程度緩和される。また水資源の負荷能力と利用効率も高まり、重要河川の水を利用する権利を配分する制度についても、その大枠はほぼ確立されるだろう」との考えを示した。

さらに陳副部長は「今年も農村部での水利基盤施設の整備を優先課題として継続していく。農民1000万人の飲料水問題を解決し、高濃度のフッ素やヒ素が含まれているなど、水質指標が達成されていない問題を重点的に解決すると同時に、水利基盤施設への資金投入をさらに拡大して農民の増収を促すことにしている。2010年までには、全国の農村部での飲料水不足問題をほぼ解決する。主要な大規模灌漑地区については、節水用設備を更新して用水量を過去の水準以下に抑える。牧畜地帯での水利整備を強化するとともに、農村部での水力発電を発展させていく」との方針を強調した。

「チャイナネット」2004年2月20日

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