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「三つの代表」が憲法に書き込まれたことは政権党の施政要求を具体化

昨年末に開かれた第10期全国人民代表大会常務委員会第6回会議で『憲法の一部内容を改正することに関する中国共産党中央委員会の提案』(以下、『提案』と略)を採択した。そのうち、「三つの代表」(中国の先進的な生産力の発展の要請を代表し、中国の先進的な文化の前進の方向を代表し、中国のもっとも広範な人民の根本的な利益を代表すること)という重要な思想を憲法に書き込むよう提案をした。関係専門家は、「三つの代表」という重要な思想を憲法に書き込むことは政権党である中国共産党の施政要求を具体化させたものであるとし、さらに次のように語った。

中国共産党中央のこの『提案』は今期の新しい指導グループが立法において「三つの代表」という重要な思想を実践する上での集中的な具現である。『提案』は「三つの代表」という重要な思想を憲法に書き込むことを提案したばかりでなく、統一戦線を発展させ、それをより完全なものにし、土地徴用制度をより完全なものにし、非公有制経済を奨励し、サポートし、公民の私有財産を保護し、社会保障制度を確立し、それを整えるなどに関する改正提案もすべて「三つの代表」という重要な思想の要求を具現したものである。同時に、これも国の発展の大局にかかわる重要な原則的問題であり、それが時代の移り変わりの要請を具現したものであるため、『提案』の中で触れられているように学界が長期にわたって討論しつづけてきたことでもある。

「三つの代表」という重要な思想を憲法に書き込むことは人民のために施政する思想と広範な人民の願いを具現するものである。人民のために施政することは人民の利益のためであり、「三つの代表」という重要な思想の立脚点は人民の根本的な利益を代表することであり、人民の利益を法律によって与えられた権利に頼って実現するものである。このため、「三つの代表」という重要な思想を憲法に書き込むことは法律の面から人民大衆の根本的な利益と権利を保障することであり、両者を有機的に統一させたものである。「三つの代表」という重要な思想を憲法に書き込むことは中国共産党の基本的な主張を法制化させただけでなく、中国人民が100余年にわたって、前のものが倒れれば後のものがそれに続いてたゆむことなく奮闘することによって収めた成果、および革命と建設の経験と結晶を根本的な法律に書き込み、それを中国の公民全体のすべてが遵守しなければならない準則と努力の方向にすることでもある。

「三つの代表」という重要な思想の要求を終始具現してこそ、はじめて政権党の地位を固めることができるのである。「一つの代表」でもそれが実行されなければ、政権党の地位を危うくすることになる。他方では、「三つの代表」という重要な思想を憲法に書き込むことは政権党に対する要求および人民が政権党の施政レベルをいかにして判断するかということにおいても、一つの基準をもつことになる。

「チャイナネット」2004年2月26日


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