米国代表団首席代表のケリー国務次官補は25日の第2回6カ国協議の開幕式で、「ブッシュ大統領は昨年秋、朝鮮の安全保障を他の諸国と共に提供する意向を示すとともに、米国には朝鮮を侵略・攻撃する意図がないと表明している。これは現在も引き続き米国の外交政策だ」と語った。
ケリー代表はさらに、「6カ国協議は朝鮮半島の安定と非核化の促進にとって、現在のところ最も頼りになる外交ルートだ。北東アジア地域は人口・経済・貿易・文化の中心として、全世界の平和や安定、繁栄にとって重要な意義を持つ。このため、われわれは大量破壊兵器の拡散を防止しなければならない。米国は『徹底的で、不可逆かつ検証可能な形での核計画の撤廃』を朝鮮に提案する」と述べた。
ケリー代表はさらに、各国との努力により、更なる具体的施策を取ることで、問題解決に向けた更なる進展へ基礎を作りたいとの希望を表明した。
「人民網日本語版」2004年2月25日