第2回6カ国協議から帰国したロシアのロシュコフ外務次官は2月29日、朝鮮が提出した核計画凍結案について「よい提案であり、有益な一歩だ」と評価するとともに、「朝鮮は同案が各国の反応を得られることを望んでいる」と強調した。
ロシュコフ次官は「米国は同案に、もっと柔軟な姿勢を示してもよかったが、ロシアは米国の立場も尊重する」と表明した。また今後の動きについて、「次回協議ではなんらかの変化が見られ、原則的な立場を相互に示す段階から、具体的解決法を討論する段階に移行できるよう希望する。朝鮮に核計画を放棄させるとともに、その安全を保障する方法を検討したい。ロシアは間もなく設置される作業部会を非常に重視しており、副局長級をリーダーとし、外交官や核問題の専門家を含む7~10人の代表を派遣する用意がある」と述べた。
「人民網日本語版」2004年3月1日