国連のアナン事務総長は2日、第2回6カ国協議の成果を歓迎する声明を出した。アナン事務総長は「今回の協議で、朝鮮半島の非核化に向けた大きな1歩が踏み出された。協議の継続と全面的な展開、多国間ルートにより地域の長期的な安定を実現しようとする国際的な努力に、新たな局面が切り開かれた」との見方を示した。
アナン事務総長は、朝鮮・米国を始めとする参加各国が、「対話による紛争の平和的解決」の姿勢を受け入れたことを称賛。中国がホスト国・調停国として果たした大きな役割に謝意を示した。
また、今後の協議の行方について「協議は依然として厳しい試練に直面している。特に、一部の国家間に信頼感が醸成されていないためだ」と指摘。同時に「多角的な集団努力、朝鮮半島の安全・安定を脅かす問題の対話による解決を引き続き支持する。関係各国と協力し、国際社会の支持を取り付け、目標達成のために努力する」と表明した。
「人民網日本語版」2004年3月4日