賈春旺検察長がおこなった最高人民検察院の活動報告を聞いて、人々は、検察機関にとって2003年の仕事はやはり法律に対する監督を強化し、公正と正義を守るという変わることのないテーマのものであったが、それは2003年の中国の法治過程において一本の特色の鮮明な軌跡を残したことをはっきりと感じている。
人民のためにすること、公民の権利を守ること、容疑者の捜索を手配すること――最高人民検察院の活動報告から検索したこのいくつかのキーワードは2003年の検察活動の法治過程の特色と軌跡を描き出すものであった。
人民のために――人民監督員制度のテストケースがは っきりと示したメーンテーマ
「人民監督員制度の実行は法律施行の透明度を増強し、検察活動に対する人民大衆の監督を強化し、案件処理の度合の強化と案件処理の質の向上を促進した……」という賈春旺検察長の報告の「人民監督員」制度のテストケースについての内容は、2003年の検察活動の「人民のために法律を施行する」という際立った特徴を示すものであった。
郭永運全人代代表・広西チワン族自治区人民検察院検察長は、「人民監督員制度のテスト実施は実質的には人民大衆が強く提起している法律施行における不公正という問題を解決するためのものである。検察活動を人民大衆の監督下に置き、こつこつと人民大衆のために実質的問題を解決することは、すでに検察活動の初めから最後までを貫く主旨となった」と語った。
多くの一般の人々にとって、2003年は検察機関の「民を愛する年」という日光を浴した年であったと言える。2003年には、検察機関は大衆からの投書と陳情訪問をあわせて52万7332も件処理し、最高人民検察院が前後して13の検察グループを派遣して、政府部門に来て陳情を行った重要な事件を監督、処理し、大衆の訴訟難、上訴難の問題を確実に解決し、いくつかの長期にわたって訴訟を続けたが解決されなかった問題が適切に処理された。
人民のために法律を施行することは、2003年に一般の人々から拍手を最も多く博した。王晶全人代代表・福建省人民検察院の「人民監督員」・新大陸グループ理事長は「『大衆のことには些細なことはない』。些細なことから始め、大きくはないが難しいことから是正し、こうしてこそ、はじめて人民大衆に人民のために尽力する法律施行者の温かさを感じさせ、わが国の政治文明整備がたえず前進している足音を耳にさせることができるのである」と語った。
「チャイナネット」2004年3月12日
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