賈春旺検察長がおこなった最高人民検察院の活動報告を聞いて、人々は、検察機関にとって2003年の仕事はやはり法律に対する監督を強化し、公正と正義を守るという変わることのないテーマのものであったが、それは2003年の中国の法治過程において一本の特色の鮮明な軌跡を残したことをはっきりと感じている。

人民のためにすること、公民の権利を守ること、容疑者の捜索を手配すること――最高人民検察院の活動報告から検索したこのいくつかのキーワードは2003年の検察活動の法治過程の特色と軌跡を描き出すものであった。

　容疑者捜索の手配――腐敗反対の闘争を最後までやりぬく

　「逃亡中の職務犯罪容疑者に対する捜索への取り組みをさらに強化し、あわせて596人を逮捕した」と賈春旺検察長が明らかにしたこの数字は、検察機関が腐敗反対の闘争を最後までやりぬくであろう強大な決意を示すものであった。

　2003年に、検察機関は力を集中して大がかりな、重要な腐敗案件を取り締まり、汚職、収賄、公金流用などの大きな犯罪案件を1万8515件調査し、そのうち、金額が千万元以上に及ぶ案件は123件に達し、容疑者と見なされる県・処（課）クラス以上の役付の幹部2728人を調査、処理した。

 徐発全人代代表・黒竜省人民検察院検察長は、「腐敗を取り締まることは検察機関の主な職能のひとつであり、人民大衆も大きな期待を示している。昨年、検察機関は党中央の統一的な配置と指導のもとで、腐敗反対のために積極的に努力して仕事をした。彼らの努力と収めた成果は必ず人民大衆にきわめて大きな自信を持たせ、励ますことになった」と語った。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

腐敗反対の闘争の中に現れたいくつかの新しい状況、例えば多くの容疑者が巨額の資金を持って逃亡したなどの問題に鑑みて、検察機関は2003年に多くの措置を講じてそれを取り締まり、「容疑者捜索手配」は2003年の検察の仕事の最も高らかな腐敗反対の声となり、多くの腐敗分子を大いに震えあがらせ、おびえさせた。昨年末現在、検察機関が案件として調査、処理した腐敗罪を犯した公務員は3300人以上、司法機関の公務員は2700人以上に達し、そのうち、暴力団と悪勢力の「隠れみの」となっていたものは千人以上に達した。

中央党学校研究室の趙傑博士は、「腐敗反対はいかなる盲点も残してはならず、腐敗分子にいかなる僥倖の心理をもたせてはならない。検察機関が腐敗反対の闘争の中での努力と積極的な進展は、必ず各クラスの政府が「太陽のように輝く政府」へと邁進するための強力な法治による保障となるであろう」と語った。

「チャイナネット」2004年3月12日