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経済・社会の発展における矛盾と問題 全人代

第10期全国人民代表大会(全人代)経済委員会の傅志寰主任委員は12日午前、第10期全人代第2回会議の主席団に対し、財政経済委員会による「2003年の国民経済・社会発展計画の実行状況」「2004年の国民経済・社会発展計画草案」の審査結果を報告した。傅主任委員は「中国が2003年に経済・社会の発展で収めた成果は小さくないが、矛盾や問題がなお存在する」と述べ、問題点として次の点を指摘した。

(1)農村人口の収入増の緩慢、穀物の減産、一部地域での耕地の占用が問題となるほか、農村からの出稼ぎ者への給与未払いの問題の解決が待たれる。

(2)雇用・社会保障のプレッシャーが増大している。

(3)投資規模が大きすぎ、一部業界や地域では、無計画な投資や低いレベルの建設の重複が深刻である。

(4)安全に関わる重大な事故が発生している。

(5)環境問題が楽観できない状況であるほか、農村の医療衛生システムや義務教育体制が貧弱で、経済・社会の発展で十分なバランスが取れていない。 

「人民網日本語版」2004年3月14日


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