国務院の温家宝総理は14日午後、北京の人民大会堂で行われた第10期全国人民代表大会(全人代)第2回会議の閉会後の記者会見で、人民日報の記者が「総理は現在の腐敗防止の情勢をどう見ているか。政府のクリーンな政治制度の確立と腐敗防止活動を今年はどの分野から強化するか」と質問したのに対し、次のように答えた。
私は腐敗防止がわれわれの党と国家の存亡にかかわる大事だと常に思っている。われわれの政府は腐敗防止・クリーンな政治を重要な任務に位置づけている。われわれは次の3つの措置に着手するつもりだ。
第一に、教育、制度、監督を並行した腐敗の防止や懲罰の体制を確立しなければならない。
第二として、私はすでに全人代に対し、断固として違法行為を調べ、腐敗分子を処罰し、各種の不正行為を是正することを厳粛に約束した。
第三として、われわれは大衆の利益に関わる8項目の活動を腐敗防止の重要項目の一つと位置づける。
ここで少し話しておきたいが、私や私の同僚たちは、人民による監督を受け入れる意向がある。私の頭の中には、大衆の喜ぶ笑顔もあれば、大衆の差し迫った要求もあるが、さらに大きいのは政府に対する期待だ。われわれの政府は必ず勇んで突き進み、人々の利益のためにすべての精力と心血を捧げる。
「人民網日本語版」2004年3月15日
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