国務院新聞弁公室がこのほど開いた記者会見の席上で新疆ウイグル自治区の司馬義・鉄力瓦爾地主席は「新疆は全国的に見て農業省区と言えるでしょう。農業人口が全人口の70%以上を占めており、農業、農民、農村(三農)問題は新疆にとって大局的な問題です」と述べ、以下のように語った。
数年間の努力により、新疆ウイグル自治区の農業総合生産能力と機械化レベルは顕著に向上し、農業機械化レベルは全国三位になっている。新疆独自の特色ある農業、林業、果樹栽培業は猛烈な勢いで発展している。昨年すでに糧食生産量は800万㌧を超え、現在は国家備蓄、地方備蓄も十分である。新疆は糧食生産を保証すると同時に、農業構造の調整を加速推進している。昨年、綿花生産量は160万㌧を超え、ホップ生産量は全国総生産量の70%、ケチャップ輸出量は国際貿易量の25%を占めている。新疆は綿製品、糧食製品、ケチャップ製品、甜菜糖の生産基地である。
三農問題は今後の新疆経済業務の最重要点で、三農問題の核心は農民の増収である
司馬義・鉄力瓦爾地氏は「今後、新疆がやるべきことの第一は継続して農業構造調整に努力することです。林業、果樹栽培業、牧畜業が豊かになるための新たな成長ポイントになるでしょう。第二に積極的に農業、牧畜業関連企業を育成、支援し、農業の産業化レベルを向上させなければなりません。第三に、農民への投資を続けて増加し、牧畜地区の生産条件、生活条件の改善、教育の普及に努力して、各民族の農民、牧畜民の文化的素養を向上させ、科学技術への支援、労務輸出促進などの措置を採り、農民の増収を図っていく」と指摘した。
「チャイナネット」2004/04/20