外交部の劉建超報道官は11日の記者会見で、12日に始まる北京6カ国協議作業部会第1回会議の関連状況を紹介した。内容は次の通り。
中国側は外交部朝鮮半島核問題担当の寧賦魁大使が代表団を率い、会議の議長を務める。各国が連絡してきた状況によると、朝鮮側の代表団長は朝鮮外務省米州局の李根副局長、日本側の代表団長は日本外務省アジア大洋州局の斉木昭隆審議官、韓国側の代表団長は韓国外交通商部核問題企画団の趙太庸団長、ロシア側の代表団長はロシア外務省アジア第1局のスヒーニン副局長、米国側の代表団長は米国務省朝鮮半島和平協議担当のデトラニ特使。
各国の原則的な合意によると、今回の作業部会は過去2回開かれた6カ国協議で話し合われたものの、話し合いが十分に尽くされなかった問題を中心に意見交換する。各国が十分な協議と討論をすることで、共通認識を探り、蓄積していくことを希望する。
もちろん、各国それぞれに関心事があり、朝鮮半島の非核化をいかにして実現するか、核放棄への第一歩をいかにして踏み出すかなどの具体的問題で依然として立場の相違がある。こうした相違をなくすには、相応のプロセスが必要であり、われわれは作業部会の進展に各界が期待するよう望む。
「人民網日本語版」2004年5月12日