北京外国語大学

概況 

北京外国語大学は1941年に創設された、中国で最初の外国語大学であり、中国教育部直属の全国重点大学の一つでもある。

北京外国語大学は北京市の大学・学院が集まっている海淀区に位置し、キャンパスが第三環状道路によって東西二つに分けられ、交通が非常に便利である。敷地総面積は30万4549平方メートル。

同大学には8つの学部、7つの学院と3つの研究所が設けられている。そのほかに、さらに視聴覚教育センター、図書館などの補助的教学部門がある。同大学では31種の言語の授業が行われており、中国で教えている言語の種類の最も多い外国語大学である。

同大学には今、ポスト・ドクトレート移動ステーションが1つ、博士コース・スポットが7つ、修士コース・スポットが12と全国重点学科設置スポットが1つあり、豊かな教学経験をもつ、プロフェッショナル精神に富む強大な教師陣を擁し、常勤教師が540余人もおり、そのうち教授、助教授が290人、講師が165人であり、そして毎年約70人の外国人専門家と外国人教師を招請している。現在、本科在学生、修士コース、博士コース在学生はあわせて4000余人。

北京外国語大学は国際学術交流を積極的に展開し、前後して46カ国・地域の160校の大学・学院および機構と全方位、多段階の、実質的協力・交流関係を確立している。

同大学は前世紀50年代から外国人留学生を受け入れ始めた。現在、毎年30余カ国からの約1000人の長期、短期の留学生を受け入れている。当大学の言語の種類の多い外国語の教学は中国人学生と外国人学生との相互交流のためにユニークな言語環境をつくり出している。長年にわたる教学の実践を経て、すでに鮮明な教学の特色が形成されるに至っている。学校は留学生の勉強、生活条件の改善に努め、快適でアメニティのキャンパス生活の環境を創り出している。

当校の目標は北京外国語大学を世界的に影響力のある外国語大学に築き上げることにある。

北京外国語大学の学生募集案内

一、学生募集の対象

高校卒以上の学歴があり、健康で、中国の法律と学校の規則・制度を順守する者はいずれも当校へ来て勉学することを申請することができる。

二、入学の条件

1、 本科生(学士)は年齢が18-40歳で、高校卒以上の学歴がなければならない。

一定の漢語(一般に中国語と言われている)の基礎があれば、中国語で授業する本科クラスへの編入を申請することもできる。

I 二年生クラスの編入を申請する条件

a、HSK4級以上の証明書があること。

b、当校の入学試験にパスしなければならない。

c、当校の一年生、二年生の授業時間数を補完しなければならない。

2、 大学院生(修士)は年齢が45歳以下で、本科卒以上の学歴がなければならない。(中国語の学科で勉学する場合は7級以上のHSK試験合格証明書がなければならない)

3、 一般の言語研修生は年齢が18-60歳で、高校卒以上の学歴がなければならない。

勉学期限が一学期(18週間)以上の場合は長期生である。

勉学期限が一学期(18週間)未満の場合は短期生である。

三、申請書類

1、 中国に来て勉学する外国人留学生の申請表

2、 保証書

3、 パスポートまたは身分証明書のコピー

4、 『外国人健康検査記録』(“X”査証申請者のみに限る)

5、 最終学歴の学業証明書および勉学科目の成績リストのコピー

6、 ハイレベル研修生と修士コース申請者は指導教師2人の推薦書を提出しなければならない。

7、 ハイレベル研修生と研究学者は詳しい研究プランを提出しなければならない。

四、申し込み

当校の留学生弁公室で中国に来て勉学する外国人留学生申請表をもらい、遅くとも学校が始まる3カ月前に記入済みの申請表と上述の申請書類を当校に送付すると同時に、申し込み料を納め、3枚の写真を添えること。学校は申し込み書類を受け取った日から30日以内に返事を出す。(住所が詳しくなく、書類がそろっていないことで受け入れに響くことになった責任は自分で負うものとする)

五、受け入れ

受け入れられた学生は次の書類を受け取ることになる。

 北京外国語大学受け入れ通知書

 中国教育部発行のJW201/202表

 健康検査表(“X”査証の申請者のみ必要で、健康検査表の有効期限は6カ月とし、健康検査表の要求事項にじっくり目を通すこと)

六、査証の申請

受け入れ通知書とJW201/202表を持参して中国の外国駐在大使館(領事館)で中国への入国査証の手続をする。

1、 勉学期限が一年間または一年間以上の者は“X”査証を申請すべきである。

2、 勉学期限が半年または半年以下の者は“X”査証または“F”査証を申請すべきである。

3、 1カ月以内の勉学の場合はみずから“L”査証を申請してもよい。

4、 “X”査証で入国する者は入国後の30日以内に公安局に行って居留手続をしなければならない。

七、到着の報告

1、 受け入れ通知書で明らかにされている期限どおり指定された地点で到着を報告する。

2、 到着を報告する際、受け入れ通知書、JW201/202表と『外国人健康検査記録』(オリジナルの表)を提出しなければならない。

3、 本人の写真4枚を用意する。

4、 寮の入居する手続をする。

5、 授業料を納める(すでに納めているか繰り上げて納めた者は関係証明書または受取証を提示しなければならない)

6、 中国政府の規定に基づいて、“X”査証で入国した学生は衛生検疫所で健康情況の確認を行わなければならない。健康検査の有効期限(6カ月)が過ぎるか『外国人健康検査記録』の項目が欠けるなら、あらためて健康検査を行わなければならず、衛生検疫を経なければ居留手続をすることはできない。

7、 上述の項目に従ってすべての手続を済ませてからはじめて勉学を始めることができる。

勉学期限

長期留学

春季 3月1日―7月15日(18週間、360授業時間)

秋季 9月1日―1月15日(18週間、360授業時間)

学期中の個人申請者に対しては、事情が許すならば受け入れるとともに、試験の成績に基づいてそれ相応のクラスに編入して勉強させることができる。

短期留学

 12月17日―1月15日(4週間、80授業時間)

 1月20日―2月18日(4週間、80授業時間)

 1月20日―2月24日(5週間、100授業時間)

 6月20日―8月18日(8週間、160授業時間)

 7月20日―8月18日(4週間、80授業時間)

 短期の集団留学(10人以上)の勉学時間は希望に基づいて別途協議してもよい。

費用徴収基準

学科 学生の種類 勉学時間 授業料 申し込み料 登録料
中国語 本科生 4年 $2,600学年 $50 $20
一般研修生 0.5-3年 $2,500学年 $50 $20
修士コース 2.5年 $2,900学年 $70 $20
ハイレベル研修生 0.5-3年 $2,900学年 $70 $20
中国語以外の学科 本科生B A 一般研修生 4年 0.5-3年 $3,000-$3,500学年 $70 $20
修士M A ハイレベル研修生 2.5 年 0.5-2.5年 $3,200-$4,000学年
 

授業料は一般にその学年に一回きりで納めるものとし、学期の間において授業料を納める場合、学校側は学期によって登録料を徴収するとともに、学期末に一定の敷金を納めてはじめて次の学期の勉学の手続をすることができる。

学業が始まってから一週間以内に退学する者は、授業料が全額返還される。4週間以内に退学する者は、同学期の授業料の50%が返還される。この期限を超えて退学する者は授業料を返還しない。

 短期生の授業料

 
中国語の研修 短期研修生 1週間 $100 $50 科目の設置と授業時間の面で特別の要求があるグループについては別途費用を協議することができる。

2週間 $200 $50
3週間 $270 $50
1週間増えるごとに70ドルの授業料を増やす
科目の設置 リーディング、ヒヤリング、会話

 寮の居住基準と料金徴収基準

宿舎の種類 1部屋/日 部屋の基準 部屋の施設
白楼 $6 シングルルーム エアコン
白楼 $8 シングルルーム トイ、エアコン
6号楼 $8 二人1部屋のもの エアコン
7号楼 $9 二人1部屋のもの エアコン
白楼 $9 二人1部屋のもの エアコン
国交アパート $9 シングルルーム エアコン
国交アパート $12 シングルルーム エアコン、トイレ
国交アパート $26 個室式のセットとなった部屋 エアコン、トイレ
白楼 $28- $30 個室式のセットとなった部屋 キッチン、エアコン、トイレ、
 

すべての部屋にはいずれも机とイス、ベッド及び寝具、テレビ、電話、電気スタンドが備えてある。

寮費はその学期に一回きりで納める。個人的事情で退学する者は2カ月繰り上げて部屋の返還を申し出るべきであり、さもなければ学校側は寮費の50%しか返還しない。

国交アパートに入居する場合は、500元の敷金を納めなければならない。

留学生用の6号楼、7号楼、白楼に入居する場合は200元の敷金を納めなければならない。

漢語の科目

主要な科目 リーディング、ヒヤリング、会話、漢語による作文、新聞・雑誌の閲読

自由選択科目 中国の概況、中国の文化、中国の政治、中国の商法、投資法、関税法、漢語の発音など。

学校は特別な要望に応じて科目を開設することもできる。例えば、経済貿易関係の漢語、中国語――英語同時通訳、中国語――日本語同時通訳などの科目がそれである。

課外活動

書道、絵画、胡弓、太極拳などの課外活動クラスを定期的に開設する。

さまざまな文化・レジャー活動、例えば漢語による演芸、京劇、サーカスの観賞、さまざまなスポーツ活動、例えばバドミントン、卓球の友好試合、登山競技などを定期的に企画、組織している。

教学に組み合わせて計画的に学生たちに工場・鉱山、農村を見学させ、名勝旧跡を遊覧させる。

祝日・定休日には学生の希望に基づいて地方への観光、例えば天津、承徳、大同、内蒙古、西安などへの観光を企画、組織することもできる。

 

「チャイナネット」2004年6月

 

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