国家環境保護総局が13日に発表した「2003年度国家環境保護重点都市環境管理および総合整備年度報告」によると、環境問題はおおむね安定しているという。
2003年、環境保護重点都市の環境保護投資総額は平均してその年のGDPの2.43%を占め、前年より0.14ポイント増だった。都市生活廃水の集中処理率は対前年比10.68%増、生活ゴミの無害化処理率は同1.78%増、危険廃棄物の集中処理率は同12.06%増だった。都市化が完了した地区の緑化率は平均36.17%で、前年より0.68ポイント増だった。
報告は同時に、現在一部の都市の大気汚染が依然として深刻であることを指摘している。報告が初めて明らかにした国家環境保護重点都市113都市の大気汚染総合指数状況ランキングによると、大気汚染ワーストテン都市は臨汾(山西)、陽泉(山西)、大同(山西)、石嘴山(寧夏)、三門峡(河南)、金昌(甘粛)、石家荘(河北)、咸陽(陝西)、株洲(湖南)、洛陽(河南)。一部の都市の二酸化窒素は年間の一日平均値濃度が上昇しており、そのうち哈爾浜=ハルビン(黒竜江)、南京(江蘇)、広州(広東)、西安(陝西)、銀川(寧夏)などの都市は非常にはっきり上昇している。
その他、一部の環境保護重点都市では環境保護への投資が明らかに不足しており、環境保護インフラはかなり脆弱だ。2003年の都市生活廃水の集中処理率が比較的低い都市は長春(吉林)、哈爾浜、武漢(湖北)、湛江(広東)、北海(広西)、重慶、拉薩=ラサ(西蔵)。生活ゴミの無害化処理率の低い都市は哈爾浜、烏魯木斉=ウルムチ(新疆)、貴陽(貴州)。
「人民網日本語版」2004年7月14日