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中国、世界最長の「砂漠自動車道路」の両側に造林

幾重にも重なって移動している砂丘の間に、一筋の自動車道路が通っている。道路の両側には人工栽培の広い防風林があり、まるでタクラマカン砂漠の腰に締められた緑色のベルトのようだ。

タクラマカン砂漠は「死の海」とも呼ばれている。「死の海」を貫通するこの自動車道路は十年前に元の中国天然ガス総公司の投資によって建設された「タリム砂漠自動車道路」である。新疆北部のバインゴロ自治州の輪台県から、南部のホータン地区の民豊県まで、広漠たる砂漠の中に総延長446キロの道路がずっと続き、移動する砂漠を貫く世界最長の自動車道路である。

砂漠の中に道路を作ることは一大壮挙であるが、広漠たる砂漠で造林することは奇跡だと言えよう。タリム砂漠道路の一部の区間では、良種の防風潅木がよく成育する。木の緑と砂漠の黄褐色が鮮やかなコントラストをなしている。

2003年の秋から、中国石油タリム油田支社はタリム砂漠の道路生態糸保護のための樹林作りに着手した。この企画によると、プロジェクトの全長は436キロで、幅は平均70メートル余、投資総額は2.2億元。工期は三年で、二つの段階に分けて進められる。第一期工事(200キロ余)がすでに終わり、関係部門は第二期工事の施工を急いでいる。

タリム砂漠道路保護生態系工事のプロジェクト企画部提供の資料によると、2005年までに新たに植樹した木々とすでに活着、成育している木々がつながれば、タリム砂漠道路の両側の樹林ベルト地帯は3128ヘクタールに達し、2000万株の苗木からなるものと見られている。その時には、タクラマカン砂漠の内部に、世界最長の「グリーン砂漠道路」が現れることになる。

「チャイナネット」 2004/08/06

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