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新疆に生息するハクチョウ、2万羽を超える

新疆ウイグル自治区林業局によると、区内に生息するハクチョウの数はこの5年近くの間に年間15%ずつ増加している。博楽(ボール)や五家渠(ウジァチ)、石河子(シーホーズ)、精河(ジンホー)、温泉(ウェンチュアン)、阿勒泰(アルタイ)、庫爾勒(クアール)、阿拉爾(アラアー)、吉木薩爾(ジムサアー)などでもハクチョウの群れが飛来しており、その数はゆうに2万羽は超える。

巴音布魯克(バインブルク)自然保護区では、70年代に数百羽だったハクチョウの数は今では1万羽以上。生息地域も孔雀(コンチュエ)河流域全体へと拡大し続けている。開都(カイド)河や東爾臣(ドンアーチェン)河流域でも、多数のハクチョウが雪片のように港湾に注ぐ河を覆い尽くすことがある。外国人専門家から第2の羅布泊(ロブボ)と呼ばれる艾比(アイビ)湖の湿地帯でも、軽やかに飛び交うハクチョウの姿が見られるようになった。

天山山脈の中部、竜路都斯(ロンルドス)盆地の底部の沼地に広がるのがバインブルク国立自然保護区。滔々と流れるカイド河は、この地に湖沼が密集する14万ヘクタールにもおよぶ水域を形成しており、まさにハクチョウにとっては生息と繁殖の“パラダイス”だ。春になると決まって、ハクチョウが群れをなして訪れる。“故郷”に戻って巣づくりをし、雛を産み、秋には遠い元の地に帰っていく。市民はバインブルクを「白鳥の湖」と呼んでいる。

20世紀初めには毎年、2万羽のオオハクチョウが生息していたが、人間の活動が増えて生態環境が変化したため、80年代初期にはわずか2000羽まで激減。保護区設立後は管理と保護が強化され、乱獲や密漁を厳しく取り締まり、湿地帯の退化も緩和されて、動植物資源は確実に保護されるようになった。バインブルクでは、ハクチョウのほかにも国の1級重点保護動物指定のナベコウなども飛来する。

「チャイナネット」2004/09/06

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