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深圳航空、17名のブラジル籍パイロットを採用

このほど、17名のブラジルから来たパイロットが、深圳航空会社の正社員となった。この人たちは、ブラジル国営航空会社の現役のパイロットで、内10名は現役の機長、7名は副操縦士で、まもなく深圳から北京行き、上海行き、武漢行き、南京行きなどのフライト便で勤務することになる。

「深圳商報」によると、経済の低迷で、ブラジル航空会社は軒並み業績不振に陥っている。しかし、ブラジル国内ではパイロットが数多く養成されており、急速に伸びている中国の航空会社にとって、パイロットを導入する絶好のチャンスとなった。深圳航空会社が率先して、ブラジルのマスコミに募集広告を出した。するとたちまちにうちに、数多くのパイロット経験者が殺到した。応募者たちは、すべて皆が専門の訓練を受けた人、あるいは豊富な飛行経験を積んだ機長だった。ロビンセン氏はブラジル最大の航空会社の元パイロットで、募集広告を見て、友人と一緒に応募し、一連のテストにパスして、中国へ来ることが可能となった。ロビンセン氏の話によると、テストは筆記試験、面接試験、書類審査及びシミュレーション飛行試験があり、非常に厳しいものだった。彼ら 17 人は100名近くの応募者の中から厳選され、17人の中で、多数の人はブラジル国内で行われた初級中国語の研修を受けている。

2003年5月に最初の外国籍パイロットを採用して以来、深圳航空はすでに40人近くのパイロットを、アメリカ、ブラジル、イタリア、ロシア、ノルウェー、ブルガリア、オーストラリア、シンガポールなどの国から導入した。深圳航空の責任者によると、外国からパイロットを導入することは、深圳航空の職員、特にパイロットたちの英語のレベルアップにつながるだけではなく、外国籍のパイロットの先進的な理念をも導入することができ、国内パイロットとの技術交流を通じて、深圳航空のパイロット全体の資質を高め、いち早く国際化の軌道に乗ることが可能になると見られている。

深圳航空は、中国の50分の1の飛行機とフライト便数で、中国航空業界の5分の1の利益を作り出して、業界で注目を浴びている。今回の外国籍パイロット採用は、深圳航空の「国際軌道に乗る」諸計画の重要な一環である。現在、深圳航空は英語学習ノ推進と英語試験を行い、これを幹部抜擢の際の補足的条件とし、2年以内に深圳航空では職員が中国語、英語の両方で業務を遂行できるようにしている。

「チャイナネット」2004年9月15日

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