沿海地域の生態環境を改善するため、広東省電白県は最近1000人余りをくりだし、水東湾の海岸や浅瀬にマングローブを植え、海上の「緑の長城」を構築することになった。
マングローブは熱帯、亜熱帯の海岸や河口の水中に生える多種類の樹木の総称で、台風などの暴風雨や高潮を効果的に防ぎ止め、海岸の堤防を守り、沿海地帯の生態環境を改善し、海洋生物の多様化をさらに豊かなものにし、漁業の生産高を高める役割を有している。水東湾のマングローブ自然保護区構築の議案は1999年に広東省人民代表大会によって認可されて以来、資金難などの原因で植樹作業をスムーズに進めることができなかった。このため、電白県は今年から広域のマングローブを植樹し、3年ほどを費やして沿海地帯の干潟を緑化し、毎年の8月をマングローブ植樹・保護月間とし、民間の植樹活動を大いにくりひろげている。
8月中旬以来、県政府は毎日数百人の青年を組織して電白県駐在部隊とともに猛暑の中で、汗だくになって海岸地帯と干潟で120㌶余りのマングローブを植樹した。
「チャイナネット」2004/09/16