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金メダルの劉翔、取材攻勢に「そっとしてほしい」

アテネ五輪男子110メートルハードル金メダリストの劉翔選手は15日に上海入りし、孫海平コーチと共に「解放日報」を訪れた。劉選手は同紙の尹明華編集長との会談で、社会各界からの関心と応援に心からの感謝を述べた。また、同紙を通じて「自分がやりたいことやり、通常のトレーニングに戻ることができるようにして欲しい」と各メディアに注文。来年の世界選手権と全国体育大会で好成績を出し、さらに良い成績で社会の応援に応えるために、練習に専念したいという希望を伝えた。

劉選手は「今は本当に疲れている。アテネ五輪での金メダル獲得と世界タイ記録達成の後、さまざまなイベントが目白押しで息をつく暇もない。通常のトレーニングすら確保できない」とこぼす。

孫コーチによると、劉選手は8月27日に金メダルを獲得した時点から翌日午前3時まで、取材やイベントが絶え間なく続いた。その後も一連のイベントで通常のトレーニング時間の確保も難しい状態。国際陸上競技連盟(IAAF)のグランプリファイナルへの出場は、断念を余儀なくされた。数日間滞在した北京では、土日の2日間しか時間が取れず、簡単なトレーニングしかできなかった。孫コーチも同紙を通じ、「劉翔が通常のトレーニングや生活に戻るために、そっとしてやってほしい」と呼びかけた。

「人民日報日本語版」2004年9月16日

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