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新疆、生態移民プロジェクトを実施して天池の環境を維持

新疆ウイグル自治区の天池景勝区で実施されていた1万ムー(15ムーは1㌶)生態系保全のための移住プロジェクトは今年6000ムーを完成した。新疆の天池風景名勝区は国の著名な観光スポットで、国家クラス自然保護区でもあり、すでにユネスコに世界自然文化遺産登録を申請している。

天池景勝区の近くには2570ムーの天然の草原があり、これまでは牧畜民たちの牧草地として使用されていた。毎年夏になると、家畜群が押し寄せ、過度の放牧と伐採などの原因によって、上流地域の土壌流失は深刻となってきた。増水期になると、大量の土砂が天池に流れ込み、天池の水質に影響を及ぼすうえ、洪水が植生と土壌を押し流し、直接高山植物園に脅威を及ぼしている。

3年前、中国科学院の専門家たちは天池景勝区についての建設計画を実施し、草原面積の増加を通じて、景勝区の生態系を根本的に確保することに決めた。

プロジェクト実施後、家畜群は天池景勝区から撤収され、これまではいたるところで見られた家畜の排泄物も目にすることがなくなり、環境汚染、生態系悪化の問題は完全に解決されることになっている。 (写真は夏季の天池)

「チャイナネット」2004/09/20

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