内蒙古自治区政府はこのほど、黄河の内蒙古を流れる区間の汚染防除について包頭市で会議を開いた。自治区の赫益東副主席は、黄河の水質の安全保障は民族の繁栄、企業の生存、産業の発展にかかわる戦略的大計であり、各クラス党委員会、政府は高度な責任感、使命感、緊迫感をもって、さまざまな安全保障メカニズムを健全化し、整備プロジェクトをおしすすめ、黄河を保護する任務を円満に完成するよう要求した。
会議は、黄河の内蒙古区間の汚染防除作業を全般的にとらえ、流域環境の総合整備を進めることを明確にした。具体的には ◆工業汚染の防除を強化し、汚染物排出の許可制度を推進し、「グリーン生産促進法」を厳格に実行する。 ◆都市部の水質汚濁の防除を強化し、農業による汚染の防除を強化する。 ◆環境監督管理、環境保全の法律実行などの基礎的な作業は速やかに発展している環境保護情勢に適応させることである。
伝えられるところによると、黄河沿岸地域は軒並み応急予備案を制定し、流域内の突発的な環境事故への対応陣を組織する案を立てている。包頭市はまた内蒙古区間の黄河について水の機能を合理的に区画し、「水源地を優先的に保護する」原則の下で、黄河の内蒙古区間水質保障制度を制定し、飲用水の源から水質を保障することによって、下流地域の汚染防除のプレッシャーを軽減するという目標を打ち出した。
「チャイナネット」2004/09/23