中国では、肺がん患者が一番多く、その死亡率は最も速く増えており、また肺がんの主因がタバコにあることが分かった。

中国衛生部が提供したデータによると、2000年から2005年までに、中国での肺がん発病者数はこれまでより12万人増える見込みで、その内、男性患者は2000年の26万人から2005年の33万人に、女性患者は12万人から17万人に増えるとみられている。

これについて専門家は、「人口の高齢化や農村の都市化および都市部の工業化のプロセスが速まり、また、人類の生活環境に対する汚染と破壊、および人々の不健康な生活様式などの要素、特に中国の喫煙者数が年々増えるているため、肺がんの発病率と死亡率の向上をまねいている。多くの省、市、地区では、肺がんの発病率と死亡率が増加し、いまでは悪性腫瘍類疾病ではトップとなった」と語った。

「CRI」より　2004/09/29