20世紀末期から始まったネットワーク教育は一応の規模を備えるようになった。一部の大手投資家の参与で、ネットワーク教育は教育業種における新たな投資スポットになっている。ネットワーク教育によって最も恩恵を受けているのは辺境地域と教育のあまり発達していない地域の生徒であり、大学に受からない学生や在職の人々もネットワーク教育を利用して学習の願いを実現されることになっている。

現代遠隔教育は普通大学68校と中央放送・テレビ大学で試行されることが教育部に認可された。2003年末現在、これらの学校は全国に校外学習センター2027カ所を設立し、10大学科、140の専門コースを開設し、在籍学生数は137万3000人に達している。

ブロードバンド技術の普及はネットワーク教育の発展をさらに推し進めることになった。1994年に構築に着手した中国教育科学研究ネット（CERNET）はこれまでに2万キロに及ぶ高速伝送ネットをつくりあげ、国際と地域の通信ルートが28本に達し、全国の主要都市をカバーする中国で2番目のインターネットとなっている。このネットは2000年に開通された中国教育衛星ブロードバンドネット（CEBSat）とつながることによっては、現代遠隔教育の伝送プラットフォームが構築され、より全面的なネットワーク環境が提供されている。