科学・技術の実力 

1980年代以降は中国の科学・技術の発展の黄金時代であった。科学・技術面での難関突破や技術導入、技術改造を通じて、国民経済と社会発展の中の数多くの難問が解決され、国全体の科学・技術力が大いに向上した。

 

中国はまた世界の科学・技術の潮流に順応し、科学・技術成果を現実の生産力に転換する面で顕著な成果をあげた。この10年間に、ハイテク産業は小から大へと、弱から強へと発展をとげ、次第に国民経済の成長を促す重要な力となっている。2003年の全国のハイテク産業の生産額は前年比30.8%増の2兆7500億元となり、工業総生産額に占める比率は21.4%に上がっている。

 

また、中国の学者たちが世界の学界で発表した科学・技術論文の数は世界の5位に躍進した。2003年には国際的に非常に影響力のある『科学引用文索引』、『プロジェクト索引』、『科学・技術会議録索引』という三つの検索システムに収録された論文の比率は前年同期比0.97%増の7万7395篇に達し、世界の論文総数の5.37%を占めている。

 

科学・技術力の増強につれて、特許出願件数も年を追って増えている。2003年の全国の特許出願件数は30万件に達しており、そのうち、科学・技術の応用度が高い発明特許出願件数は10万件となり、前年比31.3%伸び、実用新案と意匠の特許出願の伸び率を上回っている。発明特許のうちに、国内の特許出願総数は5万7000件であり、8年来初めて国外からの出願数を上回っている。

 

1990年代ごろからナノテク材料の開発を重視してきた世界でも数少ない国の一つとして、中国のナノテクの特許出願件数はここ数年急速に増え、現在、世界の特許出願総数の12%の2400余りに達し、世界で3位にランクされている。

 

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