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パキスタンで中国人2人拘束、人質解放への交渉続く

中国人工程師(技術者)2人がパキスタンで武装グループに拘束された事件で、現地集落の責任者が11日から武装グループとの間で、人質解放への交渉を続けている。事件発生から4日目となる12日、武装グループが2度目に提示したタイムリミットの後も引き続き交渉が進められている。関係者は「今後の数時間が正念場」と語る。

武装グループは11日朝の交渉開始時点で、同グループを包囲しているパキスタンの国境警備隊と警察に対し、道を開け、武装グループが人質と共にグループのリーダーであるアブドラ・マハスドに面会できるようにするよう求めた。この要求が現地時間の同日午後12時(日本時間午後4時)までに受け入れられない場合は中国人人質のうち1人を殺害すると脅迫した。しかし、武装グループは午後12時を過ぎると、期限を4時間延長した。

パキスタンのアジズ首相は11日、在パキスタン中国大使館の張春祥大使への電話で、同事件に強く注目していると伝え、「パキスタン政府は人質の安全確保に全力を尽くす」と述べた。パキスタンのシェルパオ内相が同日明らかにしたところでは、武装グループは仲介者を通して、同国当局に対し、拘禁中の仲間5~6人の解放を要求した。しかし、パキスタン人と海外武装グループのどちらの解放を要求したのかは明らかになっていない。

「人民網日本語版」2004年10月12

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