中国国家観光局はこのほど、エチオピアなどの9ヵ国と「中国観光団がエチオピアなどでの観光」についての了解覚書に調印した。これによって、中国の海外観光先はさらに9ヵ国増えることとなった。
国家観光局筋によると、今回、了解覚書に調印した国はエチオピア、ケニア、モーリシャス、セーシェル、タンザニア、チュニジア、ザンビア、ジンバブエおよびヨルダンなど。当面、中国住民は観光団の形で南アフリカやエジプトなどアフリカの二国を観光することが可能となっているが、新たな観光先としてアフリカ9ヵ国が加えられたことによって、中国の観光会社が数ヵ国を行き先とする観光団を組めることになり、アフリカ観光市場がさらに広げられることになった。
中国国家観光局が前述の9ヵ国との間で調印した「観光了解覚書」によると、中国側の観光団を送り出す観光会社は前述の9ヵ国の受け入れ側接待観光会社と提携し、観光団の企画組織・受け入れについての契約を結んだのち、2004年12月15日から中国観光団が前述の9ヵ国に行けるようになる。その時には、中国住民の観光先も63国および地域へと拡大される。
「チャイナネット」 2004/10/26