「世界の屋根」と呼ばれる西蔵(チベット)高原には、手つかずの生態環境が今も残っている。一帯には多数の河川や湖があり、水や草原に恵まれ、広い大地に暮らす人々はまばらで、野生動物にとっては理想的な生息地だ。四季折々には、食べ物を求めるさまざまな鳥が草原や川岸の上を旋回する。
統計によると、西蔵に生息する鳥は500種類近くに上り、国内で生息が確認されている種類の約40%を占める。
写真(上):国家一級重点保護動物に指定されているオグロヅル。(西蔵自治区阿里地区の川原で撮影)
写真(下):絶滅危惧種に指定されているインドガン(同地区日土県で撮影)
「人民網日本語版」2004年11月9日