アジア女性発展協会、北京大学中外婦人問題研究センターの共催による第一回アジア女性フォーラムが9日北京で開幕し、社会で注目されている女性をめぐる問題や発展の道を検討し討議することになった。同フォーラムの開催を前に、北京大学中外婦人問題研究センターは「当代中国の性別における期待感の調査」をインターネットに掲載し、そのアンケート調査の回答を分析報告としてまとめた。
同アンケート調査は10月10日から11月1日にかけて、延べ2493人からの回答を受けとり、有効と見られた回答は896であった。そのうち女性回答者は642人で、71.1%を占め、男性は28.3%の254人であった。回答者の学歴は、短大生が26.3%、本科大学生は48%であった。30の省・自治区・直轄市からの人たちや国外のネチズンも参加し、北京からの回答者は全体の11.2%を占めた。
アンケート調査が提出した、性別イメージへの期待感、性別気質への期待感、性別の役割への期待感、性別による職業の種類への期待感など4種類、12の問題に対して、「いい就職より望ましい結婚」についての見方では男性と女性の違いが著しく、これに反対する男性の方が女性よりはるかに多かった。女性の中には40.5%の回答者は賛成、34.3%が中立の態度であった。専門家はこれについて、賛成者が回答者全体の41.6%を占めていることは、女性の発展を制約することになりかねないと分析している。
そのほかの比較的に集中した回答結果は次の通りである。
「女性の職業における専門的資質は男性に劣る」に対する不賛成は、男性が46.5%、女性が76.2%、また34.6%の男性が中立の態度であった。
「女性は家庭のために職業を犠牲にすべき」という見方に対する不賛成の回答は、女性が45.3%、男性が31.5%で、賛成は男性が27.9%、女性が19.1%であった。
「チャイナネット」2004/11/11