水利部の陳雷副部長はこのほど、「19世紀50年代以来、中国政府は、絶えず黄河に対する治水を強化してきた。それにより、巨大な経済効果と社会利益を獲得した」と明らかにした。
これは、陳雷副部長がある黄河流域洪水防止問題に関する会議に出席した際述べたものである。陳雷副部長は「黄河は中国の二番目に大きい河川で、世界で最も治めにくい河川でもある。その土砂年平均流出量は、世界の河川のトップで、歴史上でも洪水と泥の災害が頻繁に発生している。中国政府は、過去50年で、相次いで黄河の下流で四回の大規模な堤防強化工事プロジェクトを展開し、3回にわたる大規模な水と砂の移動試験を行い、2.6億㌧の泥と砂を海に押し流した。それによって、これまで黄河下流でしばしば発生した堤防決壊の危険を改善し、現地の安全と安定的な発展が保障された」と述べた。
陳雷副部長は「黄河の治水は、依然として多くの課題があり、治水の任務は非常に重いものだ」と指摘した。
「CRI」より2004/11/15