山東省沂水県院東頭郷の九頂蓮花山で、全長1600メートル余りの鍾乳洞が発見された。洞穴は大規模なカルスト地形にできた割れ目から、百万年単位の年月をかけて形作られたもの。天井の最も高いところは約10メートル、幅は2~7メートルに達する。天井の低いところからは、鍾乳石が逆さに垂れ下がっている。洞穴は曲がりくねり、あちこちに鍾乳石が林立している。長い間封印されていた同鍾乳洞には、全部で108カ所の洞穴が分布し、石筍や石柱を始め、竹や滝、氷河などにそっくりの鍾乳石が見られ、絵巻物のような世界が広がる。人々からは「地下画廊」と呼ばれているという。
「人民網日本語版」2004年1月15日