アラ峠陸運(鉄道、道路)税関

アラ峠税関は新疆ウイグル自治区のボルタラ蒙古自治州博楽市の管轄範囲内にあり、東経83º36′、北緯45º12′、博楽市まで73キロ、ウルムチまで460キロ。向かい側はカザフスタン・アルマイト州で、カザフスタンのドルルパ税関がある。1990年6月、中国国務院の許可を経て、アラ峠税関が開設され、鉄道、道路運輸税関となっている。1992年8月、中国、カザフスタン両国政府の合意により、同税関を第3国に対して開放し、国際貨物流通の中継地となっている。

アラ峠税関は、第二のユーラシアランドブリッジの重要な鉄道税関となっている。1991年7月、税関が臨時の貨物通関手続きを始めた。1992年6月21日、アルマイトーウルムチ間の国際連携輸送が始まり、同12月1日、正式に国際連携輸送を開始した。鉄道税関の設置に続き、1993年10月、道路税関も正式に対外開放することとなった。

アラ峠税関において、すでに鉄道の駅ビル4800平方メートル、5つの貨物積み替え用倉庫を含むさまざまな施設156が建設されている。年間貨物1000万トン以上、旅客10万人が通関することが可能。

15キロメートルの範囲内で税関関連施設の整備が進められ、税関の管理下に置かれているエリアの面積は155キロメートルにも達している。これまで、税関施設整備に6億元以上も投じられており、税関も設置されている新興商業都市が生まれつつある。

アラ峠は、第二のユーラシアランドブリッジを通じて中国に出入りする玄関となっている。税関の開放以来、新疆ウイグル自治区の対外貿易と対外往来、中国国境地域の対外開放と経済貿易の発展、中国東部の日本、韓国及び中国西部の国境沿いの国々へ貨物輸送距離の短縮、貿易の増大、経済の発展において重要な役割を果たしている。

2002年、アラ峠(鉄道、道路)出入国人数は8.1万人、通関車両は0.99万 (回)台、通関貨物は585万トンに達している。1995年以来、アラ峠税関は、貨物通関規模において8年連続全国最大の5つの陸運鉄道税関の中で2位を占めている。

 「チャイナネット」2004年11月23日


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